コラム 2019/05/30

|Déjà-vu的な!|#14 マイルール

#14 マイルール

朝ごはん

パンを買いに行きそびれたので、前の夜にガレットの生地をつくっておいた。
地元のそば粉と、水と卵とお塩少し。(卵なしでもできる)
ホットケーキとかよりも手軽でいい。粉ふるったりとかしないし、うまく膨らむかなっていう心配もいらないし。
お腹が空いていたので、ハム、卵、ほうれん草とチーズをのっけて焼いた。
なんとなく紅茶で。

ガレットを焼くクレープパンは、22歳くらいのときに合羽橋で買ったもの。
上野万梨子先生のレシピにある地粉のクレープを焼きたくて。
ネットショップは当時まだなかったから、料理好きの友達としょっちゅう合羽橋にお道具を見に行っていた。
これ、あの本にのってた!とか、あの先生が使ってるやつ!とか、そういうのを見つけては私の心は躍ったものだ。

ちなみに万梨子先生のクレープは、ものすごくリッチで、全卵と卵黄と砂糖と牛乳のほかに溶かしバターもたっぷり入る。
さらに、煮りんごをのせて生クリームをソースに。
ロマンティックなレシピというのはいつだって非経済的なんである。
(とくに、卵黄、この材料を見ると私はいつも緊張してしまう)
書いてて食べたくなってきちゃった。


仕事場にいき、午前中は子どもたちとレッスン。
迷路をつかったレッスンがあり、これは一見楽しそうなので、子どもの食いつきがよいのだけど、なかなかゴールにたどり着けないと、やる気も途中で失われてしまう。
そこからは、ゴールにたいする希望というか執念というか、そういうのが大事になってくる。
どれだけ時間がかかっても、何度線を書き直しても、絶対に自分でゴールするといって、ヒントも受け付けない子もいれば、あからさまに面倒な態度をとったり、ヒントがもらえるまで絶対に動かない子もいる。

実際迷路なんてゲームだし、ゴールできてもできなくてもたいしたことではない。
ゴールしたから偉いってことではなくて、そのために自分が何をしたかということだと思う。
思考と挑戦を続けたか。問題に気づいたか。解決のために手をつくしたか。
最後まで諦めなかったか。
(こういうトレーニングは、大人にも非常に有効で、指導する側の私も多くの気づきがある。)

行き詰まった(迷路はもう文字通り)ときが分かれ道だなあと思う。彼らだけでなく私も。
ああこの子はヒントがないと何もできない残念なタイプなんだー、で終わりにしちゃったら、迷路を途中でやめる子と変わらない。
自分の力で進みたい、考えてみたい、ゴールしたいって思わせるためのアプローチを諦めずに続けたい。

にんにくを熱する時の火力についてびっくりしたこと

お昼はとっくに過ぎたけど、一旦家に帰り、冷蔵庫のちょっとずつ残った(しかもちょっとしなびかけ)野菜をまとめて刻んでパスタ。
BRUTUSのイタリアン特集を読んでいたら、にんにくをオリーブオイルで熱するときの火加減について、衝撃の1行を見つけてしまった。
「弱火でじっくりオイルに香りを移す」そこまではなんとなく理解していたが、この弱火っていうのはどのくらいかというと、なんと「ライターの炎程度の火力」だそうだ。
ライターの炎!
それで言ったら、私なんて弱火の中の超強火であったよ。この二十数年間というものずっと。
今日は、じっくりやった。
新にんにくがおいしい季節。

今日は私の段取りが本当に最悪で、あと10分早く気付いたら・・というのがなんどもあって、きわめつけは22時に自転車で遠くまで資料を届けに行くはめに。
こんな日に限って、夫が車で出張に行っている。
帰り道には雨まで降ってくる始末。
そこからまた仕事場に戻って、気の済むまで事務作業をして、すっきり。

深夜2時に餃子と唐揚げとビール

家に帰ったら1時だったけど、ここからが私のすごいところだ。
餃子をつつんで焼き(しかも2回も)、お肉にすりおろしたにんにくやら生姜やらをもみこみ粉をはたいて唐揚げをあげた。
(この根性とまめさが仕事に活かせたら・・。)

食べながら、Huluで過去の「今夜くらべてみました」をみていたら、ファビュラスな叶姉妹が遅い時間にかなりしっかりとしたディナー(お肉たくさん)をめしあがっていることをさして、司会の方が「これをこんな遅い時間に!」とびっくりしていた。
ファビュラスな叶姉妹のお二人は「あら、23時が遅い時間だって誰が決めたのですか?私たちには時間という概念がありませんので」といたってクールにおっしゃっていた。
そうよ、餃子と唐揚げがいけないなんて誰が決めたのよ。
2時に食べてはいけないなんて誰が言ったのよ。
(すくなくとも、実際、今誰も周りにいない。)
私はぜんぜん言ってない。決めてない。

 

 

Text&Photo: Azusa Hamaguchi

1975年生まれ。地方都市→東京→結婚して、わりと田舎へ移住。
フリーのグラフィックデザイナー。夫と二人暮らし。
お酒が好き。食べ物と暮らしを「妄想」するのが趣味。

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